小学校6年生以上の女の子がいる保護者の方へ
子宮頚がんワクチン(HPVワクチン)は、12~16歳の女子に予防接種として推奨されています。ただし、過去には副反応の懸念から摂取の推奨が一時的に差し控えられていた期間があります。現在では、有効性と安全性は確立されており、摂取が再開されています。

我が家の場合、標準的な接種時期といわれる中学1年生当時は、長女→推奨控えられていた時期でした。次女→推奨再開ごに対象年齢をむかえました。年齢は違いますが2人は同時期、2023年にワクチン接種をうけました。
三女は、つい先日予診票が手元に届いたので、病院へ連絡しワクチンを取り寄せて頂きました。今月中には摂取予定です。
女の子のお子さんを持つお母さん的な立ち位置から、子宮頸がんのワクチンうった?うっちゃったの?副反応が大変そうだから、摂取するのを迷っているんだよね。ということをよく耳にしますし、お姉ちゃんたちはどうしたの?とも聞かれることが多いです。おそらく過去の報道や情報が摂取をためらう理由となっている場合もあるようです。私もその一人だったので参考になればと思いブログの題材にしました。
子宮頸がんは、乳がんに次いで若い女性に2番目に多いがんです。ただし、自分の選択によっては防げる可能性があります。
2クラスに1人くらいが子宮頸がんになって、10クラスに1人くらいが子宮頸がんで亡くなっています。
子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因でおこる、がんです。
この病気を予防するためには、セクシャルデビュー(初めての性交渉)前のHPVワクチン接種が大切です。
セクシャルデビュー後であっても可能な限り早くのHPVワクチン接種と20歳以上の方は、定期的な検診を受けることで防げる可能性があります。
子宮頸がんはワクチン接種によって予防できることが期待されています。
2価・4価ワクチンでは約50~70%、9価ワクチンでは、約80~90%が予防できる範囲とされています。
姉たちは、当時9価ワクチンんが承認前だったので4価ワクチンを接種しました。このブログを書いている時点では9価ワクチンが主流のようです。2025年5月現在 (医療機関に詳しくは問い合わせてみてくいださい。)
まれに重い副反応もあります。(他のワクチン接種でも起こりうる)→接種後30分は病院で待機し経過をみます。
ワクチン接種後に生じた重篤症状の報告頻度は、2価または4価→1万人あたり約5人。9価→1万人あたり約2人です。この数字を多い思うか、こんなもんかと思うかはその人次第。(姉2人や私の周りで副作用が重篤だったという話は聞こえてきません。)
なんとなくですが、親御さんや大人たちの意見で接種する、しないとわかれるのかと思いますが、当事者はお子さんです!!大人の意見を押し付けるのではなく、調べればワクチンの必要性やリスクは12~16歳のお子さんにだってわかるはずです。一緒に情報共由をしたうえで接種するかしないかを決めればいいと思いますし、そうすべきでは?と思います。
一般的なスケジュールですが、9価ワクチン(シルガード9)を15歳になるまでに受ける場合は合計2回。1回目の接種から6か月以降にもう1回で終了です。 (注意※ワクチンの種類や年齢によっては合計3回接種となります。)
ずらずらと書きましたが、厚生労働省のホームページや、お住いの自治体のホームページで詳細はご確認くださいね。
母の私は子宮頸がんの検診へ今年も行ってきます。
娘世代はワクチン接種+20歳超えたら定期的な検診の二刀流です。羨ましい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 ライフ薬局神栖店 木之内