インフルエンザ・薬・予防法

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こんにちは、薬剤師の山田です 

この1ヶ月は寒い日が続いていましたね 
ところが、先週末は半袖でも過ごせるかと?思うほど暖かくなり 、昨日・一昨日はまた冬に逆戻りと気温の変動が大きい日々です。
ライフ薬局のある茨城県は先週末インフルエンザ警報が県内全域に発令されたこともあり、インフルエンザに感染した患者様が増えています 

そんな中、うちの次男が2月の1週目にインフルエンザに感染・・・ 、

私も妻も感染して仕事を休める状況ではないし、長男は週末にサッカーの試合があるため感染するわけにはいかないし・・・

そこで、本日はインフルエンザと治療薬・日常生活での注意点を簡単にまとめてみました。

【インフルエンザとは】
インフルエンザは、インフルエンザウイルスが原因で起こる病気で、突然の発熱や全身の倦怠感などの症状が特徴です。感染力が非常に強く重症化しやすいので、普通のかぜとは区別すべき病気です。

インフルエンザウイルスには、A、B、Cの3つの型があるそうで、毎年「流行」を起こすのはA型とB型です。

インフルエンザは発病する前日から発病後3~7日間程度は感染力があると言われていて、インフルエンザ患者のせきやくしゃみなどとともにインフルエンザウイルスが小さな飛沫(しぶき)となって空気中に飛び散り、これを周りの人が吸い込むことや、インフルエンザウイルスがついた手で、目や口を触ることで感染します。

【インフルエンザ予防法】
インフルエンザの流行と健康被害を抑える一番の方法は、インフルエンザワクチンの接種による予防です。予防接種を受けておくことで、発病や入院、死亡のリスクを下げることが期待できます。
インフルエンザワクチンでの予防効果は接種後2週間目頃から5カ月間程度効果が持続するとされています。

また、日常生活の注意点として、
●人込みを避け外出を控える
●外出時にはマスクを利用
●室内では加湿器などを使用して適度な湿度に
●日ごろからバランスの良い食事と十分な休養をとり、体力や抵抗力を高めること
●うがい、手洗いをこまめに行う

【インフルエンザ治療】
インフルエンザの治療の基本は、症状を緩和するための対症療法(解熱薬・咳止めなど)と、抗インフルエンザウイルス薬による治療です。

【インフルエンザウイルス治療薬それぞれの特徴】
①タミフル(カプセル・ドライシロップ)
 ・1日2回5日間の服用
 ・小児用にドライシロップがある
 ・予防投与の適応がある(保険適応外)
 ・10歳代にやや使用しづらい
②イナビル(吸入薬)
 ・1回使いきりの吸入薬
 ・予防投与の適応がある(保険適応外)
 ・小児(4歳くらいまで)には吸入が難しい
③リレンザ((吸入薬)
 ・1日2回5日間使用
 ・予防投与の適応がある(保険適応外)
 ・吸入が可能な年齢ならどの年齢でも使える
④ラピアクタ(注射薬)
 ・唯一の注射薬
 ・入院重症例・肺炎例に使用
 ・予防投与の適応はない

私たち家族は悩んだ結果、イナビル吸入薬の予防投与(保険適応外)を選択しました。
その後、ほかの3人はインフルエンザに感染することなく生活しています。
ただ、今が感染のピークです。
皆様も、よろしければ今日の予防策を参考にお体に気をつけて生活してください。

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