あけましておめでとうございます!
薬剤師の若林です。
本年もライフ薬局一同、「地元に貢献できる薬局を目指して」頑張っていきたいと思っております
ライフ薬局をご利用頂いている皆様、こちらのブログを見て下さっている皆様、本年もどうぞよろしくお願い致します。
皆様、年末年始はどのように過ごされましたか?
私は、昨年末から年始にかけて帰省していましたが、実家があります広島では年末から雪が降り、残念ながら初日の出をみることができませんでした・・・
ようやくお日様をみることができたのは、随分陽が高くなってからです。
なんだか諦めきれず、2日の日の出を撮影
さて、本日1月7日は「人日の節句」です。
1月7日には「七草粥」を食べる風習がありますが、もう食べられましたか?
現代の七草の風習やその種類は、地域によって違いもあるということですが、6日の夜に厄を払うお唱えをしながら七草をたたき、7日の朝に、たたいた七草を入れたお粥を炊いて神様に供えてから家族で食べ、その年一年の無病息災と五穀豊穣を祈るものだとされています。
「七草粥」に入れる七草は芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら・・ハコベのこと)、仏の座(ほとけのざ)、鈴菜(すずな・・カブのこと)、蘿蔔(すずしろ・・大根のこと)の「春の七草」です。
七草粥は今朝楽しまれた方もいらっしゃると思いますので、本日は「春の七草」の1つ~芹(せり)~をご紹介します!
芹(せり)は、セリ科の多年草で、日本全国の山野に自生しています。
その歴史は古く、奈良時代にはすでに食用とされていた記録が古事記、万葉集に残されているそうです。
旬の時期は2月から4月。せりの栽培が盛んなのは宮城県と茨城県で、この両県で全国の約6割を占めているとのこと!
せりに含まれる主な栄養素とその効果は・・・
①ビタミンCやミネラルが豊富:ビタミンCは免疫力を高めるとともに、活性酸素の働きを抑え廊下防止やお肌の潤いを保つ効果もあります。
ミネラルは血液や骨の生成に欠かせない成分です。
②βカロテンが豊富:せりの青々とした葉や茎にはβカロテンがたっぷりと含まれています。βカロテンは体内でビタミンAに変換され、活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守るとともに皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きや免疫効果を高める働きがあると言われています。
③食物繊維が豊富:食物繊維には腸の働きを整え、便通をよくする働きや、コレステロールの排出や血糖値の上昇を防ぐ効果があります。
④生薬としても知られています:せりの茎や葉を乾燥したものを、生薬で水芹(すいきん)といい、それを煎じて服用することで、食欲増進や解熱、神経痛やリウマチ、黄疸などに効果があると言われています。
⑤香りの効果:せり特有の香りには、オイゲノールなどの成分が含まれ、鎮静効果があるとされています。
栄養満点なせり。
今回も簡単レシピをご紹介します!
せりご飯
3cm程度に切ったせりを、ごま油で炒め、和風だし、醤油、みりんを少量加えます。
温かいご飯に混ぜ、白ごまをふったら出来上がりです。
せりの香りがたまりません!
余ったせりご飯は焼きおにぎりにしていただきましたが、こちらもとても美味しかったです。
せりの豚肉巻き
5cm程度に切ったせりを豚バラ肉で巻き、フライパンで焼きます。
醤油ベースの甘辛ダレ(こってり味がお好きな方は焼肉のタレでも美味しいです)を絡めて出来上がり。
せりのシャキシャキ感が新鮮でした!
鍋料理やおひたしも美味しいですが、こちらも是非試してみてください。
今回もライフ薬局ブログをご覧いただきありがとうございます。
これからますます、風邪・インフルエンザなどが流行ってくると思われます。
お体には、十分お気をつけください。