犬の歯周病

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こんにちわ、薬剤師の安藤です 

ジメジメとした梅雨が続いています。梅雨時期はなにかと体の不調があらわれることが多い時期。偏頭痛や気分の落ち込み、喘息発作など・・・。
梅雨が明けるまでもう少し!頑張って乗り切っていきましょう!

さて、今回は我が家のペット ミニチュアダックスのチョコ 

いつも家族を癒してくれる愛しの存在です。

そのチョコも今年で12歳。人間の年齢にすると65歳~69歳。だいぶおばあちゃんですが、まだまだ元気 と思っていたのですが、
先日、目の下が急にボコッと腫れてしまい何となく元気がなくなってしまいました。心配になり、急いで病院へ。
すると歯周病が悪化し、歯の上の骨が溶けてしまい、膿がたまっていると・・・。

毎日ドッグフードと別に時々ヨーグルトや果物などを与えていた我が家。歯磨きはたまに奥歯を磨くくらいで手前の歯は嫌がる為なにもケアしていませんでした。

飼い主のいいかげんなケアでとてもかわいそうなことに・・・ 

獣医さんからは今回は抗生剤で腫れはひくけど、このままほっておくとまた腫れを繰り返して今度は腫れたところから穴があいて膿がでてきてしまうよとのこと。

犬の歯周病は人間と同様、進行すると歯槽骨(歯を支えている顎の骨)がどんどん溶けてしまい、最終的には歯が抜け落ちたり、ひどい時には下顎が骨折してしまう
こともあるそうです。そして、炎症を起こしている部位の血管に細菌が入り込み、心臓病や腎臓病の引き金になることも。

これはもう治療してもらうしかないと判断し、入院を決意!

全身麻酔による歯石除去と抜歯をお願いすることにしました。
1泊2日の入院。手術前日21時からの絶食。手術当日は絶食絶水。
何もわからないチョコと病院へ。老犬のため、全身麻酔のリスクがあるということの不安で胸が押しつぶされそうになりながら、獣医さんへ託しました。

幸い夜中に緊急連絡もなく、翌日、病院へお迎えに。

かなり混んでいたため、1時間待ち、やっとのことで診察室へ。すっかりおびえきったチョコでしたが、無事に退院し帰宅しました。
ほとんどの歯は抜けてしまっていましたが、口臭もすっかりなくなり、歯石も綺麗にとれた歯に 
その日の夜からガツガツとドライフードを食べていました。

現在は毎日歯を磨くようにしています。もっと早くそうしてあげればよかったのですが・・・。

犬も人間と同様、歯の健康はとても大事だと痛感した出来事でした。

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