認知症について

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ライフ薬局 薬剤師の伊東です。

本日は「敬老の日」ということもあり認知症
について書きたいと思います。

認知症の患者数は現在262万人といわれ、
今後、高齢人口の増加とともに患者数も
増加し、2020年には325万人まで増加
すると言われています。

治療は、薬物療法、非薬物療法に大別され、
その両方を行うことが重要となります。

薬物療法については、「アリセプト」という薬以外
にも新しい薬も承認になり、選択肢が広がっています。

非薬物療法は、脳・身体のリハビリを中心に行います。

脳のリハビリにおいては、音読・計算・指の運動や
人とのコミュニケーションを行います。

身体のリハビリにおいては、筋肉の収縮によって
アセチルコリンが分泌されます。
認知症の原因のひとつに、アセチルコリンの減少
がありますので有効な治療とされます。

認知症の予防について、多少とも有効性が
実証されていることがあります。
高血圧の治療、抗酸化物質(VE・C・βカロチン)
や不飽和脂肪酸の摂取、運動などです。

詳しくは、厚生労働省ホームページ(認知症)
を参考にしてください。

本のご紹介です。
「患者と家族を支える認知症の本」長谷川嘉哉 著

認知症の専門医である著者が、病気の理解、
予防・治療、社会資源の活用、症状別ケアの実際
について解りやすく解説しています。
是非、ご一読をお勧めいたします。

ライフ薬局待合室の本棚にも置いてあります。
貸し出しも致しますのでスタッフまでお声がけください。

今回もライフ薬局ブログをご覧頂きありがとうございます。

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